アイリスさんの独り言 7月 


かって飛ばした言葉達が
ちょっぴり寂しげな私の背中に舞い戻ってきてる
小さなお土産を手に
まさか、受取人が私になるなんて、思ってもみなかった
こだまのように心の中で跳ね返る言葉達
ありがとう    大丈夫よ
未だ歩き出せるから



明るい太陽の光に、あたりたいのに
ずーっと姿を隠してるね
なんだか孤独の影が、近づいて来そうだよ
誰もが持つ孤独の影を、振り払おうと、繰り返し繰り返し、本を読んだ
西行さんは、あからさまに、寂しさ・孤独を歌に詠んで、読み終えた時には、もう、その外にいたらしい
どんな優れた人にも、影の様についてくる孤独
それを一瞬にして追い払うのは、受け入れて、吐き出す事なのかもしれないね
それとも、受け入れて自分の体に吸収し孤独を親友にしてしまう・・・
今、書いている私は、孤独から解放されている
でも、書き終えるのが怖い
できた人間ではないから、孤独の輪の中にいるようで・・・・



背高で、真っ白な花を何輪もつけているワダソウ(ハーブの一種)が、咲いている
アイリスの花より凛々しく
アイリスは、咲き終えて、枯れ葉をつけたままの惨めな姿
所詮、人の体も枯れて行くなら・・・・・・
違うよ!
自分の言葉を、自分で消し去る
そうだよね
ちょっと弱気になっただけ(笑)
不思議なほどに、前の病気から次の病気までが、準備期間であり、奇跡のいろいろ人達の出会いが、今の私を支えていてくれる
その運命を考えれば、まだまだいろいろな事が待っているんだろう
今、この瞬間でさえ、希望を手に入れたのだから



両手が、こわばって、感覚が・・・
小指は、私の言う事も聞かずに、自由に遊んでる
前の後遺症は、休んでは進んで、歩ける距離を延ばしていったけれど、
手の変化に呆然とするしかないのか
手の置き場所さえ見つけられないでいる私



手術中におきた神経の波が直線になったままだったら、生きた屍だったのだから、本当に良かった
人は、皆そう言う
確かに、奇跡が起きた事に感謝している
でも、欲張りな私は、出来ない事の多さに、情けなくなって、うずくまってしまう
運命を運命として、まだ受け入れられない情けない自分を持て余している今日の私
こんな雨の日があっても良いだろう・・・・



窓の外に、知人を見つけ、手を振ったら、庭まで入ってきてくれた
「なかなか気にくくって・・でも、元気そう」
うん、自分でも、そう思った
愚痴をいっぱい言っちゃうかなと思ったら、明るい私が喋っていた
本来の私は、存在している
ぎこちにくい手・重くこわばっている手も受け入れて
やはり、瀬戸内さんの本から、これもよく読んでいる宇野さんの本に切り変えよう
そう思ったら、早速行動に
前開きパジャマ避けていたけれど、ゆっくっりっと穴とボタンの位置を確かめて、
手の感触でなく、目でボタンの頭を探す
そうしたら、できたの
たった一個のボタンかけ
またやったら、幾つできるだろうか
やっぱり本質的には、この本の方が、あってるみたい(^^









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