アイリスさんの独り言 6月 




わが家の紫陽花(甘茶)
昨年の枝切りを間違えたのか、花が少ない
お茶にしたいから葉が欲しいと、取りにいらした方の姿は、今年は無い
毎年、いろいろな年輪を増やして、今年も花を楽しませてくれている



6月は、ハーブの香りで始まった
レモンバームのハーブティーを夏用に考えてみた
濃いハーブティーを作って、グラスに氷を入れて注ぎいれる
お客様の前で、恰好良いグラスを使ってやってみた
評判は、グッド!
香りの良さと、冷たさが、爽やかだと
私の夏のティーが生まれた
嬉しい!
バジルの苗を手に入れた
そろそろ摘んでもと、手にした葉の香りが懐かしい
病気になってから、始めての栽培だったから
コンビニでトマト系のスパッゲティを購入
レンジでチンして、バジルを手でちぎって一杯のせる
う〜ん、良い香り
今度は、バジルにクリームチーズ・トマトををサンドにして食べてみたい
何か、私だけが楽しんでいるのはもったいないけれど、ヘルパーさん達には作り方しか伝えられない
食べてもらえないのが残念だけれど、規則だから仕方ない
私の贅沢なハーブの香りが、夏の季節の始まりを告げているよう



お花屋さんに行く途中で、車椅子をこいでいらっしゃるお年寄りにあった
挨拶をしたら、向こうも止まられて、お話することに
病気は、パーキンソンだとか
ここまで不自由になった経過を話されるが、好きな方のステージには、両手に杖で出かけらるそうだ
そういう楽しみは持っていらっしゃるから、「自殺するのでは・・・」の声も、吹き飛ばされてきたようだ
介護2だとおっしゃるが、買い物だけサービスを使って、後は自分でしているのだとか
すごいと思った
でも、話を聞いていると???
お孫さんと2人で住んでいて、娘さん達は、他で住んでいるそうだ
「お墓参りなどを頼めば行ってきてくれる」とおっしゃる一方、「お勝手などやりに来てくれない」とこぼされる
「家族なのだから」の、「言わなくてもやってくれて当然」の、期待感
あれほど面倒見てやったのに・・・
いろいろな想いが流れながら、未だ期待している虚しさ
最初のアレルーギー性肉芽腫性血管炎で退院した時、私にもそんな想いに悩まされた事があるから、気持ちはわかる
でも、私は、何年もかかって、その思いから抜け出した
期待感も虚しさもない
わが家は、一人一人を大切に生きる方法を見つけられたから、私は毎日が楽しい
「介護を増やして、自分の好きな事をやる時間を増やしたら」と、ついつい言ってしまった
「他の人に頼るのは嫌」とおっしゃる
結局は、家族と言う枠から抜け出せなくて、期待して愚痴が出てしまうのでは・・・
介護で、助けてくれるものは助けてもらえば良いのに、それができない人
できれば、もっと心が軽くなるのにな〜



明日は、またペインクッリニック
痛みはなんとか我慢できる状態だし、頓服も飲んでいないから、この薬の飲み方で落ち着くだろう
気を紛らわす大切さを痛感させられた
ジ―ットしていたら、痛みの事ばかり考えて、頓服に手を出していただろう
痛み以外に、考える事は一杯ある
庭の事、メダカの事、散歩の事、写真を撮る事、テレビの事、ヘルパーさんが働きやすくする事・・・
自分でも驚くほど考える事があるな〜
それだけ体力が付いたと言う事だね
どうしようもない痺れは、肘上まで来ているけれど、手先と違って、さほど影響はない
こうやって、日々を駆け抜けて行けるのも、信頼できる痛みの先生に出会えたからだと感謝している
信頼した以上、何処までもついて行く



診察での話は、考えていた通り
先生に会うだけで、ほっとする私がいた
今日になって、気づいた事が・・・
この間から、天気なのに何か寒くて、カーディガンを羽織っていた
今日も同じだ
手のひらを、頬に充てみた
冷たい
じっとしていると、腕にも痛みがある
血流が悪くなっていると思うと共に、冷たさ=痛みの時もあることに気づいた
もう少し、体の声を聞いてあげなくてはいけなかった
元気な人の感覚で、季節の装いを考えてはいけないみたい
手 & 腕さん、もう少し暖かくしてあげるからね



「一生懸命、厚着している人もいるけれど、どうしようもないよ」
看護師さんに言われて思い出した
神経性の痛みは、表面からは温められない事、手の腕の芯からくる冷たさだった事を
痛みがひどくなってきてる事も、「神経は、生き返らないから」と言われ、
「じゃ、傷後で、かろうじで生きてたのが死んじゃったのか」と笑い返す私
こんな感覚が、辛さを忘れさせてくれる
何を聞いても言っても、あっさりとだが、暖かい真実を言って下さる
何かあれば何時でも電話してもいいとも言って下さっているが、その言葉があるだけで、電話する事はないだろう
どんな事を言われても、しっかり受け止められる私
こんな関係を持てる人は、それ程いない
一緒に過ごせる時間は、私自身、裸になって話せる事が嬉しい



時々、ヘルパーさんが、もう一人連れて来られることがある
どんなことが起きても、誰か代われるための仕事の確認だ
椅子に座って、いつものように挨拶をした
「あらっ?」の反応
「座っていると、普通の人でしょ」と、いつもの事だからホローする
でも、まだ信じられないよう
「お箸は使えるんでしょ」といつものヘルパーさんに話しかけ、詳しい状態を聞かされたよう
歩きだせば、手足の状態が解る
入浴の際の脱ぎき、入浴の仕方を見れば、手の不自由さが解る
痛みや首の回らい事などは、徐々にわかるだろう
近所の人でさえ、私の本当の状態を知らない
歩けないだけと思っている人も多い
それに、明るく元気に話すから、余計にわからいのだろう
前は、一生懸命解ってもらおうとしたが、今は、そんなことはどうでもよくなっている
笑っていられる自分があれば、それだけで良いから



ずっと痛みをこらえてきたが、限界だ
この2日ほとんど寝たっきり
起きても、左手の痛みの強さに、腕がだらりと落ちたまま
頓服もダメ、曜日は土日
どうしようもなく辛い
ただ、薬の副作用が出ているのか、ウトウトできるのが唯一の救いだ
こういう時の救いがもう一つある事を、ずっと前から知っている
自分でする事ではない、受け身で相手が捨て身になってこその救いだから、私から求めるわけには行かない
辛い時、苦しい時、何度も願ったが、その救いはこなかった
これからもこないだろう
カーテンを閉め切っているから、友人が心配して家で摘んだ花を持ってきてくれた
痛みが紛れればと文章にしてみた物の、かえってつらくなってしまった
何とか取れた病院予約
痛みが、治まりますように・・・



先生は、あまり乗り気ではなかったけれど、リリカ朝25mgを足してくださった
飲んで3時間後くらいに痛みがほとんど消えた
スゴイと言うか、怖いほど効く
でも、痛みの後に残った物がある
まだ、ベッドから起き上がれない



左肩までのしびれ
ジンジンともピリピリとも言えない症状
それに合わせて、今までにない握力の低下
麻痺しているわけでは無いけれど、ダラッとしてしまった感じ
手の方も、2倍に膨らんでしまった感じで、うまく動かない
痺れは、どうしようもないと言われているから、シップを貼ってじっとしているしかない
こんな状態では押し車さえ押せられないだろう・・・
私の後遺症は止まる事を知らない



腕が一瞬痛む
はっとする
またあの痛みが来るのだろうかの不安
不安が増して、何かすること自体が怖い
痛みの過去と痺れの現実が恐怖に変わる



術後の「はじめの一歩」の悩みが、いかに小さいものであったか
大きな山裾に過ぎなかった一生懸命登れば登るほど辛さが増えて、まだ山半ば
両腕がおかしくなったら、今度は本当に立ち上がれるだろうか
辛さが引き出すものは負の想像



「何で」の言葉を飲み込んだ
もう、私の症状を治し切れる先生は、いらっしゃらない
痛みを押さえるだけしかない
あの激しい痛みから、何かが変わっ
想定外の腕の痺れの強さ、得体のしれない何者かが、手と腕にすべりこんだ
日薬だけが頼りだけれど、明るい明日が見えにくい
庭のイスに座って、空を見上げた
銀色の飛行機が飛んで行った
綺麗だった
まだ私には綺麗と感じる心が残ってる
誰にもどうしようもできない症状でも、耐えてみる









どうしようもない左手が、昼寝の微睡の中で嘘のように消えていた
やっぱり日薬だったのだと、治ったことに感謝した
しっかりと目覚めた時、腕の感覚がおかしい事に気付いた
これが今回の痛さの最後に残されたものなのか・・・
リハビリの先生についてもらって、押し車を押そうとした
左がうまく押せない
無理をすれば、押すことはできても辛いし、長い距離を出せない
手も2倍に感じるのは同じだ
外に出られないのは辛い
で、練習を始めていた杖で歩いてみた
思った以上に歩けた
ホットした
一足飛びに杖に変えれば、左手が悪くても、外に出られる
病院へも独りで行けるかもしれない
庭仕事は、しばらくできないけれど、みんな頑張れ
一瞬激痛がおこおると、あの痛さを思い出して怖くなるけれど、今の状態を受け入れて、私も頑張るから



看護師さんに、私の計画を話してみた
「タクシーをつかえばいいのに」、「でも、お金を考えるとね」
自分の自由を優先するか、お金を優先するかの話になった
身体障害者手帳が2級ならタクシー券がでること、色々な方法を考えて下さった
看護師さんと杖で、町内の一角を回る
「うまく歩けるようになったでしょ」、「まだまだね、ちょっとした事に気を取られる時が危ないわ」
「杖の時は、荷物が持てないから、腰にポーチを前向きにつけるといい」と助言してくださった
出かけていく勇気は持てたから、杖の練習だけだ
一つ駄目になっても、探せば、方法はいくらでもあるね



迷っていたXXXグリーンを注文した
これで、今を精一杯生きる覚悟に加えて、もう一つの覚悟ができた
もう、何も怖くない



雨上がりに、杖の練習
背筋を伸ばして、顔を真っ直ぐ上げて、歩いてみた
この間のこわごわより遥かに上手に歩けた気がした
町内の人が、「上手に歩いているよ、気を付けてね」と、言ってくれた
この調子で行けば、バスに乗って出かける事も夢ではないかもしれない
誰の力も借りないで外出するのが、今の贅沢な夢になっているから、今日の成果は大きい
足は、毎日の訓練で、思った以上に元気になっている
毎日の積み重ねって大きいね



一人で病院へ行く夢を持っている事は、書いた事があると思う
むちゃな計画ではなく、慎重に計画を立てて、一つづづクリアーしていくつもりだった
最悪は、タクシーとも決めていた
それを実行していくことは楽しいし、一人で人波に入っていくのは、何とも言えない紅潮感がある
いろいろな出会いもあるだろうし、とにかく風景を見るだけでも楽しみにしていた
が・・・・・ストップがかかってしまった
友人に話しをしたら、以下の、「3つの中の一つが、本心よ」と笑った
さて、その本心は

本心から心配して止めた
難病&障害者を一人で出した時の、周りの避難の目を避けるために止めた
途中で事故を起こした時の責任を取りたくない為に止めた

1番であることを願いたいけれど、どうでしょう(笑)
こういう状態だから、夢の楽しみは消えちゃった
我が儘だとは知っているが、一人で出かけたいな〜



親友との約束のバスデイーランチに行ってこられた
もう無理かなの不安はあったけれど、マイフォ-クなしで、出かけた
やはり、重い
フオークを握って口に運ぶのは、スパゲッティを両手で巻いてクリアー
いざ、フオークを離そうとすると、指が固まって外れない
やはり、前より悪くなっている
「今回が、最後かな」の想いが頭をかすめた
それならそれで、十分楽しめばいい事だから、その想いは飛ばした
今できる事を最高に楽しめれば心残りは無い
デザートをケーキが無理なので、カシスの・・に変えていただいた
彼女は、それが大好きだとか、良いプレゼントになってよかった
私の頭の刺激にもなって嬉しい一時だった



庭のイスに座って、夕方の風に当たった
家の中は蒸し暑いけれど、外は気持ちいい
庭を見ていると写真を撮りたくなる
一瞬のこの時間は、けっこう良く撮れることが多い
庭を回りながら、パチパチ
何とか、良いのが1〜2枚撮れた気がする
バックを作るわけでもないし、デジカメだから、機能は少ない
絵になるような画面を撮りたいけれど、いまさらカメラは構えられない
自分の想う所を狙って撮るのみだ
絵が描けない分、頑張ろう
もう少し、手さん、デジカメさんにあわせてね



何も見るものが無いかなとチャンネルを回したら、海老蔵さんと麻生さんの特別番組をやっていた
新聞を取っていない我が家にはテレビガイドが必要だが、ここには載っていなかった
キャスターをやっていた事で、その局が海老蔵さんの許可を取って流すことにしたとか
若い時から、ずっとぶれない物を持って生きてらしように思う
結婚するまで、自分らしく楽しい日々を過ごしてきたのではとも推測する
結婚なさっても、違い世界の中で大変だったと思うけれど、人柄と努力と愛情で乗り越えて来られたのだろう
そして、ガン治療
麻生さんのぶれない生き方は、ここにきて、外に向かった
ガンの人、いろいろな励ましになればと、自分を奮い立たせたのだろう
ガンの痛みは、叔母を見ているから、少しはわかる
でも、想像を絶するものだろう
お子さんの事、海老蔵さんの事、心残りは一杯あったんだろうと思います
でも、人は何時か逝くのですよね
海老蔵さんは、「パパママ」をやると言われた
残された者は辛い
この言葉が実現できる事を信じたい



違う環境、違う経験、違う思い、違う体調・・・・・
それらを全て受け入れられないまま、一つの言葉が放たれる
昔は。そのまま受け止めて反論したが、放たれた言葉を交わすことにした
笑って去るか、話題を変える
このところ、いろいろな人たちの助言が多い
それはそれで、ありがたい事なのだけれど・・・
所詮、同じ場所には立てないのだから、解りあえるのは無理
誰も私の道を歩けないのだから、ぶれない心で、進むしかない



この頃の朝がおかしい
体が沈んでいくような感じだったのが、首から上を除いて体中に痺れが走る
なんとか起き上がって、しばらくすると。普通に戻るのだが
もしかしたら、私の体は、そこまでいくのかもしれない
ちょっと、そこまでいくと辛いかな
まっ、そうなるにしても、今日と言う今を精一杯過ごす事だ
朝の雨は上がるかな?
あがったら、肺に菌が入った友人を訪ねてみよう
もう、そろそろ結果が出る頃だろうし



人の明日は、わからない
植物達の表情も瞬間瞬間でかわる
だから、出会いがあれば、それが最後かもしれないと思い、大切な時間にしたいと思う
笑顔で楽しく
原因のわからない病気を二つも経験した私の考え方だ
気の向くまま時を過ごし、1日が終わる
私には、前にも書いたように日にちが無い
曜日だけで、今日を感じる
こんな日々を持てる人はめったにないだろう
病気のお蔭で学んだ
苦して楽し



腕の痛さの代わりに来たものは、消えてくれない
これは、ずっと続くのだろう
手のひらが、指を動かすと、つるという症状がでてきた
痺れが進むと握力が落ちると、ある所で知った
いろいろ出てくるものだ
痺れの症状をベッドに腕を沈めて時間を過ごす
昔もこんなことがあったっけ・・・
「時間がすぎない」と、何度も呟いて、心が崩れ去っていく瞬間が
今は、そんな事はない
楽しい試みを一杯持っている
4匹のメダカの赤ちゃんのグリーン水をどう作るか
デジカメで撮った多肉植物で、どのようなページ作りしようか・・・
ベッドから微かに見える庭の植物や空
私の想いに心遊ばせて、時の経つのを忘れている
ヘルパーさん・看護師さん・リハビリの先生・お弁当屋さん・・・・・
毎日、必ず誰かが話しかけてくれる
これを軸として、大きな枠で1日が終わる
その一環が、ベッドでの一人の時間だ
皆さんのお蔭で、辛い腕や手も楽しく休ませてやれる
心のゆとりを貰えている事は、大きな感謝だ

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