
アイリスさんの独り言 10月 


これは 主人がスポーツセンターの帰りに 撮ってくれた 彼岸花です。 昔から この花のいわれが気になって 素敵と思いながらも 心の中に 今一飛び込んできませんでした。 でも この閉ざれた施設の中で 唯一 秋の始まりを知らせてくれるようで 便りを待っていました。 主人が 花の写真を送ってくれたことが 本当に嬉しいです。
こちらは 主人の後に 妹が散歩の途中で 写真を撮って 送ってくれた彼岸花です。 クリーム色の彼岸花は 「庭に植えたはずがないのに」と 驚きの声を送ってきました 。 彼岸花は 球根で増えていくはず…。 どうやって妹の鉢の中にやってきたのでしょう?? 施設のスタッフさんの一人が 一眼レフで この花を撮りに 遠出してくると 息巻いています。 こちらの写真も楽しみです。 暑い暑いと言っていても 秋は確実にやってきていますね。
食事の時のテーブルの3人の中の1人が 大変なことになりました。 歩行器を少し離れて 用事を済ませた後 足元がおかしくなったのでしょう。 歩行器に手をかけた途端 歩行器は 前進してしまって 彼女はそれに連れて 体全体が 前にのめり込んで 倒れたようです。 私はそういうことが怖かったので 歩行器でなく 車椅子を押して使っていました。 彼女はもう少し歩けると思ったので 安心していたのですが 残念です。 病院で 左腕にひびが入ったとかで 体に腕を固定されてしまって 見ていても辛いです。 今は 部屋で食事をしていますが 早く出てきてくれることを 願っています。
また寝込んでしまいました。 少し前から朝方に 腕から肩 胸の辺まで 痺れる感じがあったのですが 今朝は さらに痛みが加わって 止まらなくなりました。 よく観察すると右足の膝の周りまで 痺れています。 もうリリカも 限界の量まで飲んだし 普通の痛み止めは 痺れも含めて 全く効き目がありません。「気候の変わり目だろう」と スタッフさんは 慰めてくださいました。 でも確実に何かが自分の中で 変わっているのは分かります 今日は ペンを握って書くのも 前より書けにくくなっています。 しびれと痛みで この先も苦しめられるなら… と 思いましたが 父親譲りの体なら なかなか臓器は壊れることもないでしょう。 自分の好きなように人生を歩いてきた結果なら 仕方のないことかもしてません。
空を見るのが 大好きな私には 1階のこの場所は 辛いところです。でも 花の置いてあったところの大きなガラス戸からは こんな雲も取れました
私の部屋から見える空は 限られていますが それはそれで楽しんでいます この日は大好きな 真っ青な 空が見えて 一人で喜んでいました。
テーブルの3人は 朝食後 8時前には部屋に戻るために 薬や 血圧 体温などを 計ってもらうのに 焦っていたのは NHK朝ドラ「 アンパン」を見るため。 そして 木曜と土曜日は 「アン ・シャリー」を見るために みんなで 時間の確認をしていました。 私が特に楽しみにしていた時間は「アン・ シャリー」です(昔で言えば 赤毛のアン)。 そして 9月いっぱいで その2つが 終わりました。「アン・シャーリー」が終わるのが寂しくて 最後は テレビの画像を写真に撮りました。 私の生涯の中で アンには いつも 励まされたり 助けられたりして来ました。 アンの想像力も 大好きです。 もう一生 この施設から出れないことを思うと 少し寂しくなるので ベッドの横にアン・コーナーを作りました。 昔から私のそばにいたアンです。 ここでも 私を見守って 心に喜びを吹かせてくれることを願って ...。
「今度 歯が抜けたら 入れ歯だよ」と先生に言われて 次の日 見事に奥歯3本 連続のかぶせものが 取れてしまいました。 食堂で ご飯を食べている時 何かごそごそ??? そっと出してみて またびっくり! 早速 先生に連絡していただき 奥歯の入れ歯を作る準備に入ることに なりました。 確かに 歯は悪いのは 承知していましたが 歯科衛生士さんに 週1回は見てもらって 歯磨きも 進められるまま 歯ブラシ2本 歯間ブラシで頑張って来たので もう少し もつと思ったのですが…。 まあ ここまで もってくれただけでも 良しとしなければ。 ただ この右手で 入れ歯の出し入れが できるのかが心配です。 まあ これもなんとかなるでしょう。
下の写真の大きな歯ブラシは 歯全体を磨きます。 小さい方は 歯茎近くを 細かく磨きます。 その後に歯間ブラシで全体の様子を見ます。 歯磨き粉も 歯周病予防を 高濃縮 フッ素入りの薬用にしてい ます
今日はそんなに暑くないからと スタッフさんが 散歩に連れ出してくださいました。 車椅子1人に スタッフさん1人の 4人です。 工業地帯ということもあって 後は田んぼに 家がバラバラと立っている場所。 それでも 空を大きく 眺めて 外の空気をいっぱい吸って 私は大満足。 あるお家に 小さな花が咲いていたので スマホで撮ってみました。 よく見ると 木の間に ザクロが…。 これは 久しぶりに見るものだと 大喜びで もう1枚写真を撮りました。 今の稲の状態も取っておきたかったので スタッフさんに お願いして 取ってもらいました。 私の散歩は大収穫!
載せるのが遅くなりましたが 10月に入って 今まで 朝顔が飾ってあったところに 秋の紅葉が 美しく貼られました。 紅葉をどう表すのか 楽しみだったのですが このような 日本の風情を出して 紅葉を表すのは とっても素敵に感じました。 スタッフさんの 頭の中には 色々な 景色があるのでしょう。 その1つをこうやって 見せてもらえるのは とっても幸せです。
9日の夜中 腕に強い痺れを感じ 目が覚めました。 痺れのひどい状態は 口では言い表せません。 少し収まってから スタッフさんの1人が「怖かったでしょう?」と声をかけてくださいました。「そうなんだ あの時の私は…」 いつもの 腕の痺れだけでなく 足の指から 膝の周りの痺れに来て 今度は背中に沿って かすかな痺れを感じました。 その後 顔の半分にも 本当にかすかですが 痺れらしきものを感じた時 この後 どこまで痺れが進むのか 本当に怖かったのだと。 その日から 腕のしびれが残って 寝込んでしまいました。 次の日 往診ではなかったけれど 先生が寄ってくださって リリカ 1錠を増やしてくださいました。 しびれのひどいのが収まったと思ったら しばらくして 強い痛みが出ました。 リリカは限界近くまで飲んでいるので これ以上を増やすわけにはいかず 代わりに カロナールを飲むことになりました。 強い痺れが出てから ずっと部屋でご飯を食べ て ベッドで寝てました。
18日 しびれも痛みも だいぶ柔らいだので 骨密度を増やす注射を2本 近くの整形外科に 射ちに行くことにしたのですが 呼ばれて入っていったら 先生が「この間の血液検査を見ると 栄養が足りない」と言われて 私はびっくり。 ここの施設のご飯は 全て完食しているので それで十分だろうと思っていたのです。 その上 病院で飲む栄養を飲んだ方がいいと言われたので またまた びっくり。 帰ってきてから 色々考えました。 私は 最終の遺言状に 栄養は取らないと書いてあるのです。 栄養を飲むことは 死を長引かせるだけだと思っているからです。 痺れや痛み 栄養 そして私の人生のこと 色々考えましたが なかなか結論は出ませんでした。
22日 ここの施設の先生の往診日です。 整形外科での検査の結果を見て 先生は「まだ 栄養は いいでしょう 」と言ってくださって まずは 一安心
24日 前から妹が来る予定だったので 痺れも痛みも だいぶ 収まったということで 来てもらうことに。 何年かぶりなので ベッドから起き上がって 普通の洋服を着て 待っていました。 妹がマスクをして部屋に入ってきた時から なんか 顔が変わったと思っていたのですが マスクを取ってびっくり! まんまる顔のおばさんになっていました。 昨年 ご主人を無くしてから 色々あって やっと自分の落ち着けるところを探し出したのでしょう。 大変だったろうと思いますが 私は安心しました。 みんなで 部屋でお寿司を食べて 妹と2人並んだ写真も撮りました。 妹も遠いところから来るので こうやって出てくるのも 最後かな と思ったのと いつも 妹の顔が見えて 安心できるので 2人で撮って良かったと思っています。 駅まで送り迎えしてくれた主人には 感謝です。 その日はゆっくり休んで 次の日の昼食から ゆっくり食堂に出て行こうと 思っています。
少しずつ元気になってきて 明日は歩く練習日。 調子が悪い時は「もう このままで いいかな」と諦める時もありました。 でも一生懸命考えました。 いずれ年を取っていけば 体調を崩して 寝込んでしまうことになるでしょう。 今は まだ回復している時期です。 どうせ 一度の人生なら 手のしびれがひどくなろうと 先生と決めた「歩くこと」に最後まで力を注ごうと 思えるようになってきました。 次の日 先生の指導のもと 足踏みを繰り返すうちに 歩く練習をしている時の楽しさを 思い出しました。 これからも 目標を 見失いように 少しずつでも 歩く練習を しようと思っています。
キンモクセイの葉っぱの色が変わって 今日見たら 葉っぱが 全部落ちてしまっていました。 私の誕生日 10月の最初の頃は 今までなら 花が咲いて 街中では どこからともなく この花の香りが 流れてきていたのに…。 今年はそんな話もなく 少し寂しい誕生日かなと思ったのですが 主人が 持ってきてくれたケーキの美味しさに 花のことも忘れてしまいました。 しばらくして 主人が 数本のキンモクセイの枝を 家から切ってきてくれましたが 花がない…。 昨日は咲いていたのに 今日は みんな花が落ちてしまったそうです。 それでも 香りが残っている気がして なんか嬉しくて 水に入れて 育てていたのですが 体調を崩してしまったこともあって 枯らしてしまったのは残念です。
借りていた駐車場を 閉めるからの連絡をもらいました。 これは大変と周りの駐車場の空きはないかと 探したのですが どこもいっぱい。 いろいろ考えたあげく 車を変えることにしました。 障害者を乗せる軽自動車があると聞いて 主人が その内容を見に行ってきたようです。 軽自動車とはいえ 車椅子もそのまま入るようですし ドアも スライド式。 助手席も 引き出されるようになっていて 乗り降りが楽だろうとのことでした。 家の方に車が入るとはいえ いっぱいいっぱいのようで 色々置いてあった大きな鉢を どかさなくてはならず 今は庭の方に 移してあるようです。 どこに植えるかは これからのようで 決めるのは大変だと思います。 でも 玄関先は本当にすっきり しました。
「10月の誕生日の人へのプレゼント お誕生日おめでとう。 これは私が選んだのよ。」とスタッフさんから素敵なプレゼントを いただきました。 プレゼントの内容は それぞれの方が 好きなものを 考えて選んでらっしゃるようです。 私は ハーブが大好きなので レモングラスの香りが 部屋に広がるように 工夫してあるものと 植物を部屋で育てているので 素敵なガラス瓶に 素敵な下敷きも頂きました。 こんなにしていただいて 大丈夫なのか心配になるくらいです。 本当にその人の好きなものを選ぶというのは 大変だったでしょうが 私は とっても嬉しいです。でも あっという間に10月が終わりますね。
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